そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

詳しいのかわからないレポ

朝起きると8:00、曇りだった。今日はホリデーパスツアーに出るかどうかすごく考える。確かに、乗りつぶしはしたいのだが、この天候じゃな・・・などと考えた。しかし、やはり出たくなったので時間的に後発だったが、行くことにした。まずはスカ線の踏破である。
勇んで藤沢駅へ。ホリデーパスを券売機で手に入れ、まずは東京行の電車に乗る。大船で久里浜方面の電車に乗り換え。鎌倉で大量の下車があった。いきなりかよ。逗子からは一両に5人程度になった。両側がトンネルで15両が止まれない田浦はやはり名物に近いな。梨華ちゃんの生誕地も近い。横須賀に入る手前で軍艦が大量に現れ、軍艦マニアではないのにかなり萌えた。久里浜に到着。まずはこれでスカ線を潰した。久里浜からは京急で帰ろうかと思っていたのだが、おなかが痛くなって歩けなくなったのでスカに戻る。すると先ほどの電車がエアポート成田になって成田空港まで行くらしい。成田線の成田高速鉄道区間は未乗なのでこれで終点まで行けば成田〜成田空港間の記録もつく事になる。ついでに、全区間乗るならグリーン車を試してみよう、と思ってグリーン券750円を投資。自改に間違えてグリーン券だけを通してしまったのは内緒。


エアポート成田、久里浜を出発。雨がとうとう降り始めた。グリーン車2階席に乗ったのだが、正直、京阪の8000系ダブルデッカー車とあまり変わらない気がする。JRと私鉄、関西と関東の違いこそあれ、やはり750円はいかがなものか。逗子で4両プラスし鎌倉でなかなかの乗車。大船あたりからグリーン車もやや混んできた。しかし、子供連れが意外と乗ってくる。正直言って子供連れはあまりグリーン車に乗ってもらいたくない。やっぱり子供はうるさいからね。せめてグリーン車というクオリティーとプライオリティーを750円で買っているとするのなら子供の締め出しぐらいは考えてもいいんじゃないかと思う。ちょっと暴論だが。

明るい品鶴貨物線はこれが初めて。俺は基本的に寝ていようが、暗かろうが通過した線区は乗ったとみなしているので、乗ったことはあるのに景色を知らない線区は結構ある。品川から地下線に入って流石に東京は乗降客が多い。国鉄時代は一番低い駅だった(いまでもJRの“一般駅”の中では1番低い)馬喰町を越えて地上へ。やはり雨は変わらない。エアポート成田は2時間ほど走ったのにまだ稲毛である。ようやく千葉。ここで2分ほど停車しさらに東へ。四街道を過ぎて一気に原野の中を走り出した。成田からようやく未乗路線突入。成田新幹線の路盤を走っていく。しっかりしているのでなかなかの高速で飛ばす。で、一気に地下に。単線駅空港第2ビルを超えて、終着の成田空港に滑り込んだ。


成田空港を出る快速はなんと1時間に1本しかないらしいので20分後に発車する今の電車でキックターンをしようと考える。でも、軽く時間があるので成田空港名物の出にくい改札を体験してみることにした。まず、JRの自改をでる。待っているのが手荷物検査場。物々しい通路に警備員が何人も立っている。出る為にはこの関門を突破しなければならない。
「本日どのようなご用件で空港来られました?」
「(え〜っと、乗りつぶしで)空港見学です」
「じゃ、身分を証明するようなものを見せて頂けますか」
免許証を出す。
「はいどうぞ。お通りください」
結構緊張した。なんだよ、この物々しい警備は。さすが、成田空港、住民の反対を押し切って無理矢理に作った空港だけあるな。でも、出たところで特にすることは無い。でたところにスタバがあったので、レシートをもらうために中に入る。もちろん頼んだのは指定銘柄キャラメルマキアート。意気揚々と成田空港を後にする。


さて、この後の身の振り方をどうするか。今残っている仕事は
マックスコーヒーの買出し
つくばエクスプレス乗車
青梅線五日市線乗車
の3つである。とりあえず、成田から成田線に乗って我孫子マックスコーヒーを探そうと踏んだ。ところが、成田で40分もの待ち合わせがでることが発覚。これは時間が掛かりすぎる。折り返しのスカ線快速でさらに戻る。こうなったら、市川下車しかなかろう。市川からは松戸行きのバスが出ている。おまけに途中の下矢切バス停近くの酒のディスカウントショップでマックスコーヒーを大量に購入することもできる。この手しかない。

市川まで戻るともう3時だった。結構危うい。ついでにおなかも危うい。トイレを探してダイエーをうろついたのだがまったく持って無駄な時間を使ってしまった。京成バス松11系統松戸行に乗ったのは15:30である。途中京成の国府台駅や北総の矢切駅も通過するなかなか使えるバス路線である。途中の和洋女子大前から時ならぬ大量乗車。下矢切でやや降り難い。で、下矢切バス停前のマインマートに入る。ここで、マックスコーヒーを大量にゲット。箱一つをとりあえず持ってその上に乗せられるだけ缶を載せていくとなんと総勢40本になってしまった。40本で4080円也。一缶250mlなので大体300gぐらいとして300×40=12000gつまり12kgを担いでこれから行動することになる。流石にずしりと肩に来る。

もう一度バスに乗って松戸へ。ここで耐えられずトイレに。でてくるとちょうどいいタイミングで快速の水戸行が来た。土浦まで乗る。つくばへはひたち野うしく、荒川沖、土浦の各駅からバスが出ているというのは昨年筑波大学のOCに行っていたからよく知っているのである。佐貫で特急の待ち合わせ。E531系は扉が半自動設定になるのに誰も閉めようとしない。仕方が無いので俺が閉める。およそ40分で土浦到着。ここのバスはややこしい。筑波行とつくば行はまったく違うところに行くので注意が必要だ。つくば行のバスにちゃんと乗って、つくばセンターを目指す。


センター到着。じつは、TXのつくば駅が何処にあるか知らなかった。たぶんつくばセンターであろうと思ってきたのだが、間違っていてはどうしよう。と思っていると、予想は当り、つくばセンターつくば駅は存在した。ただ、地下だとは知らなかった。早速地下に入ると、広い。そしてとても綺麗で明るい。アキバまで1150円である。パスネットを購入。売店にはam/pmが入っていた。TXカレンダーがあったので衝動買い。Edyで買えた。
いよいよホームへ。さすが、ホームドアがついている。しばし待っているとついにやってきたTX2000系。写真を撮りたいのだが、ホームが6両編成が止まれるぎりぎりの大きさしかない。そのため、どうしてもうまく撮れない。諦めて中へ。夜なので遮光幕は全部下ろしているかなと思ったが降ろしていたのは運転手後ろだけだった。これなら、前が見られる。
いよいよ発車。がくんと動き出すと、非常にいい加速。あっという間に時速125kmにまで上昇。はやっ!!夜闇を切り裂くような速度で走っていく。非常に爽快な鉄道である。しかも、惰性走行があまり無い。ほとんどがマスコン1の力行なのである。Σ(゚Д゚;エーッ!
守谷手前で直流へのデットセクション。ところが、車内灯は消えなかった。この点も見事。守谷で各駅停車と接続。柏たなかに下りたい衝動に駆られたが、これはまた明るいときにしておく。今は飛ぶようなスピードを体感。流山おおたかの森南流山と快速は郊外鉄道との連絡駅に停車していく。八潮で先行電車を追い抜いてもう北千住。速い!!常磐で掛かった時間と比較にならない。この後は地下線などでスピードが衰えたものの、それでも余裕のアキバ到着。恐るべし・・・
TXは神。


この後はまず埼京・川越線に乗ろうと京浜東北線のホームに向かう。しかし、ちょうど大宮行きが行ったところ。ならば、総武線をと思って上のホームに向かう。ここで冷静になって考えたことは大回り乗車ができない青梅と五日市を優先すべきではないのかと言うことである。ならば、西に向かわねば。ちょうど普通の武蔵小金井行きが来た。階段を降りて反対側のホームに行こうとするとそのまま山手線のホームに下りなければならないではないか。待てよ。すると、京浜東北線の電車がドアを閉めようとしたところであった。何故だか、挟まれながらも乗車。乗ってしまってから、これ南行じゃね?と思う。見事に列車は南へ行った。乗って完全に失敗。仕方が無いので次の神田で下車。中央快速線に乗り換える。

やってきたのは快速の大月行。快速では遅いが仕方が無い。水道橋あたりで当初乗る予定だった武蔵小金井行きを追い抜く。そろそろ思考能力が低下してきた。国分寺で後続の中央特快に乗り換え。立川で青梅線電車に3分の乗り継ぎ。脚を壊しているのもお構い無しにDash!!何とか間にあう。青梅行の中で終電検索をすると奥多摩21:56発の電車が湘南台まで帰れる最後の電車らしい。たぶん大丈夫だろう。青梅で奥多摩行の電車に乗り換え。さすがに車内は閑散としてきた。外は真っ暗で明かりも見えない。御嶽、軍畑鳩ノ巣と過ぎてようやく奥多摩に着いたのは21:23だった。
終点まで乗ったのは3人。すごいカーブの中に駅があって電車とホームのとの間が足の大きさより広い。2人はすぐに町に消えた。1人で駅舎の外にでてみると、たまらなく不安になってきた。暗い。まったくもって暗い。たまらなく怖い。一応食堂があったのだが入る気はしない。そして今やってきた電車の折り返しがまさしく終電だったのである。こんなところで乗り遅れたら大変だ。すぐに駅の中に引っ込む。電車に乗って一人寒さと恐怖でがたがたと震えた。小幌のときとはまた別の恐怖であった。遠くのほうで犬の吼え声が聞こえる。とうとう、みぞれも降り出した。寂しい電車の中には俺一人。
頼む〜早く発車してくれ〜!!

となりの車両に地元のオサーン、オバサングループが乗ってきた。また、声がよく響く。が、この状況ではものすごく頼もしく思えた。何をすることもできないので、PCを叩き続ける。唯一自分が自分だと思い続けることができる手段である。
21:53、2番ホームに電車が入ってきて入れ替わるように俺の乗った電車は発車した。青梅まで本を読む。青梅は同一ホームの乗り換えとはいえ、0分乗り継ぎ。ここも乗り遅れては死だ。ドアが開いた瞬間走りこむ。乗り換えた。次もまた忙しい乗換え。拝島で八高線に乗り換える。ここは3分あるが、ホームを渡る必要がある。拝島到着。階段を下り、下を通り抜け、階段を駆け上がる。脚が痛い。必死こいで何とかここも乗り継げた。とどめは八王子の1分乗り継ぎ。真ん中中央線を超える必要がある。ダッシュで階段を上りこ線橋を渡り階段を降りる。曲をモーニング娘。「直感〜時として恋は〜」にしておいてよかった。間に合った。マックスコーヒーを担いではしるのはやはり大変だ。

これで危ない乗り継ぎはすべて通過。最後の悪あがきで横浜線の町田〜長津田という微妙な区間も潰してやった。家に帰還したのは一時近かった。