そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

あとは、目に付いたチームをいくつか。

4位の資生堂はやっぱり大崩れしないなあと改めて感心する。でも、逆に歯がゆいのも事実。今年はアンカーに弘山が走り、4位まで持ってきた感がある。今年は5区の加納があまり調子がよくなく、そのあたりは時の運という感もある。逆に3区の佐藤は今後の活躍を大いに期待したい。加納の調子、さらには藤永の戦列復帰があれば来年は三井海上を脅かす存在になる。
5位の京セラは出遅れがすべてであろう。でも、仮に出遅れたとしても後のランナーが堅実に走れば2位には入れたのは確実であった。ポイントは2区の杉森だったと思う。ここで杉森が焦ったのは大きな失敗だった。チームリーダーの焦りはチーム全体に伝染する。伝染した焦りはチームをさらに悪い方向へ持っていく。阿蘇品の区間11位、小川の区間9位はともに実力がちゃんと発揮されていればこんな結果になろうはずもなかった。ただ1人アンカー石井がヌデレバに勝った勢いそのままに走って区間賞を取った。これは大きな収穫だった。石井にしてみれば吹っ切れて走った結果がこれだったのであろう。解説の増田明美さんが「石井選手をもう少し前で使えばよかったと思います」とおっしゃいたが結果から振り返ってみるとまさしくそうだった。空気を変えられたからだ。まあ、あくまで結果論でしかないが。
6位のホクレンは見事見事。さすが東日本予選2位の実力である。1区フィレス、2区根城、3区赤羽がきっちりと仕事をこなした。根城過大評価というのが私のライフワークになりつつあるが(爆)、日本のスピードランナー相手に堂々の区間賞は素晴らしい。3区の赤羽のラストの意地も素晴らしかった。あれで、多少なりとも三井海上さらには後続チームとの差が開いたし、何よりも3区終わった時点でホクレントップと言う事実が残ったのだ。あれが後続のランナーにもいい刺激を与えたと思う。見事に後続も粘りに粘った6位である。森田監督は「あと1枚看板があれば優勝を狙える」とも言ったがまさしくそうであると思う。今後、ホクレンが強くなってくるとこの駅伝も地域対抗という色が強くなってくる。ぜひそうなって欲しい。来年はぜひとも3位以内を狙ってもらいたい。
嬉しいのは7位しまむら。去年は本戦に出ることすらかなわなかった同チームであるが、見事入賞を取って見せた。1区こそ出遅れるも2区以降は各人が安定して区間上位〜中位で走った。馬目が3区9位(日本人5位)となかなかの成績で走ったし、エース大島は福士に抜かれながらも区間5位と流石の走りを見せた。アンカーの高橋もよく走った。あさひ銀行の廃部以来久々にいい走りを見た。実力通りに走れている強いチームが少ない中で確実にそのスキを頂いたのがホクレンでありしまむらである。こういう中堅どころのチームが安定して走り上位に絡んでくると駅伝は本当に面白い。
ワコールが8位。とはいえ、正直福士におんぶに抱っこだった今回のレースは不満だらけである。こここそ、古豪のレッテルを貼ってやろうかなと思う。いくら速いところ野田頭や鈴木、風間を欠いていたとはいえその成績はひどい。ぜひ、奮起を促したい。特にルーキー西山、堀本にはいっそうの奮起を促したい。


11位の十八銀行にはびっくり。よくがんばったと思う。特にエース区間3区で3位、日本人堂々のトップを取った扇は目立たないながら素晴らしい走りをした。5区の藤田も区間7位となかなかの好成績を挙げている。一度は部員数が7人にまで減ってしまった十八銀行。加えて、現在銀行の陸上チームがどんどん廃部になっている(UFJ、あさひ、みずほetc.)中で大手行でない、地方行のチームなのにがんばっている十八銀行。そんな事実すべてひっくるめて、今回の十八銀行の成績は天晴れである。
13位第一生命は京セラほど話題にも上がらなかった。ここは完全にエース区間で立ち遅れたタイプ。ともに17位、22位と振るわなかった。エース斎藤が欠場していたとはいえ、この結果は3年前の優勝チームにしては情けない。また新規まき直しを期待したい。
14位はノーリツ。今回は大エース小崎まりがそれほど振るわなかった代わりに、次期エース大山が区間3位と見事な走りを見せた。楽しみな存在がまた1人増えた。もちろん、小崎はまだまだ健在だから来年は久々に1桁順位が見られるかもしれない。そのためには全体的な底上げが必要である。

チーム別に見て、私が興味を引かれたのは以上のチームである。
次は区間ごとに見てみたいと思う。