そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

生協の限界は何処までか。

以後、四国北九州旅ネタばれ有
大学生協という施設をご存知だろうか?いきなり挑戦的な入りをしてみたがたぶん白石さんのおかげでその仕事内容を知らない人はいないと思う。知らない人は「生協の白石さん」を読んでね。今日私は、大学生協の主要業務の一つである旅行券の発行のいったい何処まで限界なのかを調査した。「06晩冬四国北九州旅」のにて使用する切符を発券してもらうためである。
発券してもらう必要のあるきっぷはこちら


1.京都→宇野(経由:東海道・山陽・宇野)
2.四国フリーきっぷ
3.岩国→西小倉(経由:岩徳・山陽(新山口)宇部(宇部)山陽・鹿児島(西小倉)日豊・久大・鹿児島・篠栗・香椎・鹿児島)
4.ゆふいんの森2号指定席特急券(由布院→博多)ただし、1番前を希望
5.名門大洋フェリー グリーンAきっぷ

以上の5つである。
ちなみに事前のランク付けで


1.4.は発券できて当たり前
3.5.は発券できればなかなかのもの
2.は発券できれば神


としておいた。さて、結果はどうなったか。以下、レポート風に書いてみよう。


とりあえず、ルートを口で説明するのは非常に厄介なことなので紙に書いて出そうとかんがえていた。まず聞いてみたのは1,3,4,だった。申込書みたいなものはありますかと聞くとすんなりもらえた。特急券の欄に4.を、乗車券の部分に1と3を書く。4を発券してもらう。意外とすんなり行きそうだと考えた。まあ、4はできて当たり前だもんな・・・と考える。
ここで発券の仕組みを聞いてみると、きっぷの注文は全てJR東日本の会社へと進み,そこで発券可能かどうかの確認と金額の確認を行い、オンラインで発券情報を送り生協側の端末で発券するという形を取っているとのこと。つまり、生協はJRと我々の窓口となっているということがわかった。なるほど。


その間に1.3.の乗車券も送った。で、ゆふいんの森2号の結果が返ってきたのだが
ゆふいんの森2号は発券出来ない事になってますね。ゆふ82号って出てきてるんですが・・・」
「え!?まさか・・・」
時刻表をお借りして久大本線のページを調べてみると
ゆふいんの森2号 2/21〜2/23 ウヤ」
乗車予定日は見事にゆふいんの森2号が運転を行っていなかった。ゆふ82号による“代行輸送”だった。車両点検のためであることは間違いなかったが、まさか、こんな部分に引っかかるとは。まあ、普通はそんなウヤ日に当たるなんて発想し無いもんねえ・・・中には喜ぶ人もいると思うが、今回の旅の最後の目的が「ゆふいんの森」である以上、これを外すわけにはいかない。4号は運転を行っているらしく、何とかこれに乗れないかなと考える。4号は別府発車が1時30分だった。これだと午前にまったく進めない。日田彦山線とかまわれないかなとか考えてみるも、日豊本線行きつ戻りつでは面白くない。とりあえず、全てのきっぷを白紙に戻してもらった。


ここで5.ができるか聞いてみた。無理かと思っていたら、なんと5.も発券できるらしい。これはありがたい。しかし、私の頼むグリーンA席が見当たらないらしい。見直してみると、このグリーンAは通称であった。正式名称が特別2等洋室Aだったのである。(特別なんだが2等なんだか)これでは、でるはずも無かった。とりあえず、こちらの発券も平行して頼む。その間時刻表と首っ引きでルートを考える。午前に立往生してしまうのは、逆に久々の別府観光に当てる時間ができたとプラス解釈に変えた。この時間を利用して「うみたまご」にでも行ってみるか。なら、4号発券で問題ない。ここで別府発にするか由布院発にするか悩むが由布院もちょっと興味があったので由布院から乗ることとする。まあ、別府で時間を取られれば区変すればいいだけだし。私に就いた罪も無い職員さんが船舶の発券機関(詳しくは分からなかった)と話をしているときにゆふいんの森4号の指定券をとる旨を先ほどの申込書に追記した。しかし、ここでハタと気づいた。


博多から繋がるんやろうか・・・
福北ゆたか線(篠栗筑豊)経由では折尾到着が19:34となり、19:00門司発の名大フェリーレラバスにはとても間に合わない。仕方ないが直行するか。そこで鹿児島本線経由で見てみたが、これまた20分ほどの差で繋がらないのである。どうする?このままじゃゆふいんの森に乗れない、と諦めかけたそのとき、
「そうだ、新幹線」
博多から小倉まで新幹線を利用すれば、そう思い藁にも縋る思いで新幹線のページを開いた。見事、繋がる列車を発見。おまけに自由車2&2シートだった。やった!!一瞬にしてこれを乗車列車と決める。そうこうするうちにまず「5」が出来上がった。おっしゃ!!次に書き直したきっぷのうち1.4.の発券を頼んだ。3.も書き直した後にもう一度頼む。しかし書き直した3はかなり厄介なきっぷになった。


改-3.岩国→小倉 (経由:岩徳・・・(省略)・・・久大・鹿児島・山陽新幹線)


さて、何故こんなルートになったのか。説明すると非常に長くなるが、一つ一つ順を追って説明してみよう。まず、何故小倉行になったか。それは山陽新幹線を利用したからである。鹿児島本線JR九州山陽新幹線JR西日本である。時刻表のピンクのページを見れば分かるが、JR九州JR西日本は別会社でしかも別の運賃計算方式を採用している。そのため「新幹線経由の小倉まで」と「在来線経由の小倉まで」では運賃が異なる。(新幹線経由1110円に対して在来線経由1250円)したがって、この区間では新幹線と在来線は別線扱いとなる。(なお、往復切符では別線とみなさないようだ。この辺は省略)よって西小倉で打ち切りをすることなく1枚のきっぷで発券が可能となるのである。その代わり、この切符の発券が可能である理由をいったい何人の人が分かっているのかと考えるとかなり不安であり、これに関しては難易度が2.並に上がったなと考えながら、罪も無い職員さんに頼んだ。
「これは発券が大変だと思います。」
などと話しているとゆふいんの森4号についての質問が私の元にやってきた。博多から新幹線に乗るのか?という問いだった。聞かれて、アッと思ったのが乗継割引の存在である。そうか、九州内でも在来線と新幹線の乗りつぎには割引がきっちりとあるのか、ありがたい。と思いつつ、もちろんですと答える。


ゆふいんの森4号の指定席特急券がやってきた。番号は「1号車1列A席」最前取れたと喜んでいたのだが、ここで冷静になって考える。待てよ、ゆふいんの森4号は上り列車だ。上り列車であるということは最前は4号車(ゆふいんの森は4両編成)になるはず・・・?
疑問に思った私は罪も無い職員さんに聞いてみた。

最前が4号車かもしれないという話をすると、JR側の担当者の人と電話で話し始めた。こちらも確固たる証拠は上り下りの号車番号の振り方ぐらいしかないので、不安になる。少しして、やはり私の説の方が正しいということが分かった。というわけで改めて4.を頼む。既にこの時点で1時間を経過した。
1.はすんなりと発券されて手元に来た。そりゃ、簡単なルートだしな。何の問題も無い。次に4.がやってきた。4号車13番D席。おそらく間違いないであろう。そして3.だが、さすが時間が掛かっている。その際にもう一度4.を確認して思ったのだが、乗継割引というのは在来線・新幹線の乗継が確認されて始めて適応されるはずである。なのに、乗継しますねという口約だけで割引を出すと、もし私が乗り継ぎしなかった場合規則違反となってしまう。つまり、在来線の特急券と新幹線の特急券が同時に出なければならないはずである。*1


そのようなことを言うと罪の無い職員さんも納得して、新幹線の自由席特急を出してくれた。切符追加である。
6. 新幹線特定特急券(博多→小倉)
3.がらみでまたJR側からレラが来た。罪の無い職員さんはさすがに手に負えなくなったらしく、そのレラを直接俺のほうに回した。JR担当者は「1度目の下関(山陽・鹿児島)西小倉(日豊)大分の通過の際は在来線を使うのか?」と尋ねてきた。そうですよ。と答え、「山陽新幹線JR西日本の線路ですから、鹿児島線とは別線扱いですよね」と逆質問をかけてみる。「ええ、そうです。ですから発券できますよ。」さっきの質問を彼らは聞きたかったようだ。ようやく発券までこぎつけ3.の切符がでてきた。ところが経由が
『山陽・鹿児島・久大(以下略)』
となっていた。岩徳線は特定区間が設けられているからいいとして宇部線はそんなはずが無いからこれでは宇部線に乗れなくなってしまう。と突っ込んだ。返ってきた返事は「忘れてた。」とのことで、まあ仕方ないか。
その後がとんでもなく複雑だし。

最終的に発券したのは以下の切符。


1.京都→宇野(経由:山陽)
改-3.岩国→小倉(経由:山陽・岩鼻*2鹿児島線・久大・鹿児島線・博多・新幹線・小倉)
改-4.ゆふいんの森4号指定席特急券(由布院→博多)ただし、1番前を希望
5.名門大洋フェリー グリーンAきっぷ
6. 新幹線特定特急券(博多→小倉)
以上の5つである。


厳密に言うと改-3にはまだ問題があって岩鼻だけでは宇部線経由なのか小野田線経由なのかわからない。が、こんなこと言っていればきりが無いのでもう切符を引き取ることにした。
占めて時間、1時間半。

*1:その後ピンクのページを見るとやはりあらかじめ両方の列車の一緒にお求めくださいとこのこと

*2:宇部線宇部の次