そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

都道府県対抗女子駅伝。

 いつもの予想記事。今日は簡単に。


 優勝は岡山。京都、兵庫との三強と呼ばれているが、岡山が一歩リード。全体の流れを決める一区に中村友梨香を持ってきた。この点、京都は木崎、兵庫は中道を起用しており、安定感と力の差で中村にやや歩がある。岡山は中学生区間にやや不安を残すが、その他は興譲館天満屋勢が共に強力であり、総合力からいうと2チームに引けを取らない。岡山は一区で中村が区間5位までの滑り出し、京都との差が1'、兵庫との差が1'30"あり、かつアンカーの時点で京都との差は45"差なら逆転も見えてくるだろう。逆に、兵庫との差は1'以上は欲しい。


 兵庫は1区の中道早紀、4区の坂井田がキーポイントとなる。一区でトップとの差が50"程度なら2区に小林が控えているためトップまでは行ける。4区は昨年もトップを奪われるきっかけを作った苦い区間。コースこそ、カーブの多い先行に強いコースなのでおそらくトップに立っているであろうことを利して、(逆にこの時点でトップに立っていなければ、兵庫は優勝に苦しい)うまく粘れる必要が生じる。この区間は岡山、京都と比較しても兵庫のウィークポイントとなっている。アンカー脇田茜は怪我から復活しているかが焦点。本来の力が発揮できれば、京都との差1'30",岡山との差1'ならば弾き返せる。


 つなぎの区間が強力なのが京都。それだけに、1区9区の大学生トップコンビが鍵。ここ最近の駅伝はつなぎの区間で勝負が決まることが多いので、そのパターンにハマるならば京都が有力。一区の木崎良子がそれほど遅れずに繋げると、2区の湯田友美は昨年の区間2位もあり、ここでトップに立てる可能性も高い。悪くても、4区小崎まりが何より強力。ここに小崎を起用できるのが京都の強み。そのまま立宇治勢で差を広げていき、アンカー小島一恵の時点で岡山との差は1'30"、兵庫との差は2'近くあれば、問題なく逃げ切れるだろう。流行りの駒澤の勝ち方である。


 次は入賞を目標とするチームを中心に。まず山形。一区にワコール所属の富樫、二区にかつて区間新を叩きだした熊坂を起用。つなぎも他を見劣りしないメンバーが揃っている。アンカーの佐藤由美が本来の力を発揮できるかどうかで上位入賞もある。続いて福島。境田や補欠ながら仲泊もいて、京都の走り方は熟知しているはず。高校生、アンカー馬目も強いどころでそれだけに前半の粘りが決め手となる。神奈川は各世代にバランスが取れた布陣を敷いてきた。1500mの代表吉川、2区に大學選抜最終区区間賞の佐瀬、高校生も強力な布陣。平良の調子次第で上位へ。福岡は実業団が一人、大学生が一人と若い。しかし見劣りはしない。それだけ高校生が強力なのと、高校生が筑女勢で高校駅伝の雪辱を果たせるか、それだけにアンカーの今田にいい位置で繋ぎたい。長崎高校駅伝の雪辱を果たせるか諫早勢。つなぎの区間十八銀行勢が入るオーダー。扇まどかは調子を聞かないが、例年うまく調整するので、今回も期待できる。宮崎は各世代がやはりいい感じ。1区次第で4区まではトップを走っても不思議ではない。バランス型でかつ個々の力も期待できる。


 あと、個人的に気になるチーム。
 長野がいい。須澤、大沼と今年度の駅伝で区間賞をとったコンビが1/2区に控え、4区の小田切も暮れの高校駅伝でかなりの粘りを見せた。駅伝効果で上位をも窺えるのではないか。群馬常磐勢、ヤマダ勢共に昨年よりはややトーンダウン。それでも、自力は高い。毎年出遅れる埼玉は今年もそれがなければ流れにのれるのだが……高校駅伝で入賞の愛知は、二宮,伊澤をキー区間に使ってきた。アンカーに大南博美と強力なだけに、そこまでの学生に期待。あの野口みずきを擁する三重デンソー勢が割に強力。途中の高校生次第。過去最強という愛媛はその言葉通り。清家は区間賞候補だしアンカーも強い。熊本は学生のみで果たしてどこまでと言われるが、他チームと遜色のない力がある。鹿児島は2人のふるさと選手が強力でそれに引っ張られるか高校生、といったところか。


 さて、区間ごとだけれど区間も多いし、チーム数も多いので今回限りは外させてくれ。