そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

就職活動、終了です(その九)

 6月は辛かった。という一言で始まるぐらい6月は大変な時期だった。本番まであと三週間、前回の記事で経済が得意分野、憲法民法が固め終わったと言っても、試験範囲全体から言えば、まだ半分程度である。したがって、残りの半分を固めなければならない。しかも、ここでいう固め終わったとは「完璧です!」というわけではなく、「まあ、本番で足は引っ張らない程度にはなったよね……」というレベルであったし、少なくとも他の教科もこれぐらいにする必要があった。


 6月の試験は国家II種(現・国家一般職)とS県の一次試験が控えていた。いまさらながら試験範囲を整理しておくと次のようになる。

国家II種
<第1次試験>
・教養試験(択一式):公務員として必要な一般的な知識及び知能についての筆記試験。出題数は55題、うち25題(文章理解[8]、判断推理[9]、数的推理[5]、資料解釈[3])は必須とし、残りの30題(自然、人文、社会各[10])から20題を選択。

・論文試験(小論文):一般的な行政に携わる者として必要な文章による表現力、課題に関する理解力などについての短い論文による筆記試験。1題。図や表が与えられており、それについて分析・解答してゆく資料読解方式の小論文。1000字程度。

・専門試験(択一式):下記16科目(各5題ずつ計80題)のうち8科目(40題)選択
政治学行政学憲法行政法民法(総則及び物権)、民法(債権、親族及び相続)、ミクロ経済学マクロ経済学、財政学・経済事情、経営学、国際関係、社会学、心理学、教育学、英語(基礎)、英語(一般)

S県
教養試験:公務員として必要な社会、人文および自然の各科学、現代の社会に関する知識(知識分野)ならびに文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈等に関する能力(知能分野)についての筆記試験(大学卒業程度)45問出題中、知能分野20問を必須解答、知識分野25問の中から20問を選択解答とします。
専門試験各試験区分に応じて必要な専門的知識および能力についての筆記試験(大学卒業程度)40問出題、全問必須解答とします。:政治学行政学憲法行政法民法、刑法、労働法、経済学、経営学、財政学、社会政策、国際関係
この他論文試験は二次試験で。


 これを見るかぎり、まだ足りてないことが明らかだろう。国家II種の方はまだ「憲法民法×2・経済学×2」である程度は行けそうだったが、S県の方はすべて解答が必要で、範囲が全然足りないことは明らかだった。とはいえ、やるしかない。


 国家II種試験のほうが先になるので、そちらの対策をより先にする必要がある。ここで考えたことは、残りの3つをどの分野で解答するかということであった。この時に必要な選択は、短時間で、かつ6割(3問)が確実に取れそうな物を選ぶか、にかかっている。そのためには「範囲が狭い・今まで勉強したところや記憶とかぶっている所が多い」などの印象しか手がかりがなかった。最終的に「行政法行政学経営学」という割りとつながりのある3教科を選ぶことにした。まあ、王道といえば王道といえよう。

実は、最終的に私は行政法経営学社会学の解答を行なっている。理由はそのほうがよくわかったからである。


 とはいえ、予断を許さない。