そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

全日本高校駅伝大会

 予想するけどね,しんどいから女子だけ.理由,男子にはそこまで興味が無いから.


 今年は須磨学園で決まりだろう.3000mのタイムも9′10″台が揃っているし,2区には日本のエース小林も控えている.ちょっとここに並べるチームは無いのではないか.一昨年、昨年と1区でロスをしているが,今年はそれほど強い1区走者がいないので、30秒までで襷を小林に渡せるだろうし,そうなれば、まず問題ないだろう.それに,高吉が遅れることはちょっと考えにくい。2区で先頭に立てないと、100%とは言い切れなくなるが.


 相手1番手は仙台育英。ここはゲシュール,絹川とかなりの力を持っているメンバーが二人いる.1,2区終わった時点でまだ須磨学園に20秒程の差をつけていれば勝率はグンと上がる.追う須磨学園に対して,逃げ切れるか仙台育英という構図だろう.


 他は,優勝するにはいずれももう1枚欲しいとか、大幅な2強崩れがあれば・・・と言ったところがいくつか。いつも通り評判のいい常磐、今年こそ上位進出を秦野、地元立命館宇治、前年覇者興譲館、外さない諫早、地区大会優勝の千原台を県大会で破っている熊本信愛女、そろそろ栄冠の欲しい神村学園。この辺りはあわよくば優勝に近づけるところだと思う.


 それにしても,この大会が非常に難しいのは1区でほぼすべてが決まってしまう点にある.ハーフマラソンと同じ距離を走るこの大会で、1区が6kmもある,というのは果たしてどうか.全体の1/3近くが1区に入るため、1区での遅れが命取りになるのである.どんなに強いチームでも、また、順位が上の方での襷渡しでも、先頭と30秒程開くとそれだけでかなり苦しくなる.45秒も離れるとちょっと無理だろう.それでいて、コースがあとからどんどんきつくなるコースなので,調子のいいランナーが最後までしっかり伸びて好成績を上げる一方で、体調が少しでも良くないと、すぐにバテて大きく差が開く傾向にある.3年前に筑紫女学園の野原(現:TOTO)が大きく遅れたことや昨年の韮崎の飯野(第一生命)、仙台育英のゲシュールなどがその罠にかかり、不本意な成績に終っている.それほど難しいコースなのだ.


 故に,上に書いたチームでも1区でのブレーキがあった瞬間、即脱落を意味する.逆に言えば,1区のランナーが思った以上の成績を残すと,その調子で最後まで良い順位で繋いでいるチームが多く見られる.なんにせよ、1区はそれほど重要なのだ.そんな1区で今年の中心メンバーは、ケニア勢4人と競り合えるか日本人、というところである.