そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

就職活動、終了です。(その五)

 このところ、連チャンで更新。この一年間のサボリが嘘のようだ。PodcastTwitterと回ってきて、一つ一つの特性がようやく分かってきて、そして、やっぱり自分の帰るべきところはWeblogかなと思った次第。Twitterは実況に大変便利であるから、恐らく捨てることはないだろう。また、Podcastはウケが良かったから、このまま終わらせることはないと思っているのだけれど、現状取材にかける時間に困っている。


 (続き)
 さて、そんな微妙な状態で突入した4月であるが、4月といえば、もう一つ大切な仕事がある。それが、願書の提出である。あまりに試験勉強に熱中しすぎて、提出を忘れてしまう……という事件が毎年起こっているかどうかはともかくとして、とにかく出すことを忘れてはならない。そして、この時のポイントは「受けるかどうか迷っている試験は、とりあえず出しておけ」ということである。あとから「出しておけばよかった……」などと言っても、どうしようもないし、逆に出して結局行かなかったとしても、少なくとも試験の前日までは、決断を伸ばすことが出来る。なお、願書の締切りの関係上、どういった仕事があるかは、早めにチェックしておくというのは、基本である。

ちなみに、試験は基本的に無料である。少なくとも、私の受けた国家II種、国立大学法人、S県は無料だった。とはいえ、だから出しても損はしないんだという風に言うと、あまり良くないだろうが。


 この時、私が提出したのは国家II種と国立大学法人であった。*1双方とも、自分の希望する環境で働け、かつ今の対策でカヴァーできる試験範囲であったからである。この時、例えば国家I種や国税専門官、あるいは都庁などへも願書を提出して、試験を受けられるようにしておく、あるいは試験を受けて場慣れする、という方法も取れなくはない。というか、むしろそれが受験生においては常識とさえ言われるが、私は敢えてそれをしなかった。というのも、私はこれまでの受験生活において、「少ないチャンスを確実に活かす」戦法が功を奏して来たことが多かったためであった。


 私の受験生活は、実は小学校の時に既に始まっていた。私立小学校を生意気にも志望した私*2は、近隣の私立小学校6校の受験をし、そのうちの一つから合格をもらった。中学受験では、圏内一円の私立中学9校を受け、受かったのは最初に受けた滑り止め3つだけだった。その後大学受験では、中学受験の反省を生かし、2校3学部*3への受験に留め、そのうちの一つに合格した。そして、学部の就職活動では100社を受け、内定0という結果に終わっている。なお、大学院試験は今の研究科専願で、無事に通っている。これらの結果から、私は「多く受けるよりも少なく受けたほうが上手く行くことが多い」という傾向を導き出している。


 もっとも、試験と就職活動はまったく異なる特性を持った選抜であるし、これが素直にトレースできるとは思えない、というのも感じていた。しかし、前回の失敗を省みた結果、この方法でも試してみるか、と思い、少なく受けるというやり方で進めることにした。

このあたりは、間違いなく、個人の特性に掛かってくるので、とやかく言える問題ではない。しかし、仮に「下手な鉄砲」であったとしても、目をつぶって撃つよりかは、出来る限りの索敵はしてから数打つ方が、当たりやすいし、楽だと個人的には思う。少なくとも私はそうだったので、もし行き詰まっている人がいれば、目先を変えてみるのも一考かと。この手の話は終わりに書く予定。


 さて、国家II種にせよ、国立大学法人にせよ、最終的にどの機関に希望を出すかというのは、一次試験が終わってから機関訪問が始まるので、まだ時間をかけて決められる。しかし、道府県政令指定都市は一次試験が独自で、しかも微妙に試験範囲やウェイトが異なるため、より合格率を高めるためには、希望する機関にあった勉強を進めるのが無難である。また、実施日が同じであるから、受ける機関を早めに決めねばならない。

とはいえ、試験範囲は似たり寄ったりなので、これも先ほど言ったとおり、とりあえず全部出しておいて、あとから決めるという方法でいけるのだが、その度に願書を書いて、切手を貼り、郵送するという手間とお金を考えると、もし絞れるのであれば、事前に絞ったほうがよいのではないかと私は考える。それに、人事委員会にとっても、受験者が増えれば手間が増えるわけで、それを考慮すると、むやみに出すのも考えものだ。


 どの府県庁政令指定都市を受けるか、私には最初からひとつの確信があったのだが、それを客観的に判断したかった。また県庁の仕事がどのようなものか、説明会的なもので一度も聞いたことがなかったので、それも聞いてみたかった。そのような思いから、私は4月の下旬、とある庁*4の説明会へと出かけたのである。

ところで、一般企業の選考はどうした、ということだが、府庁の説明会の前々日に最後の企業の面接が終わった。面接の内容は、まあ質問する側もされる側もひどいもので、呆れながらやったものだから、散々なものだった。これに、完全に参ってしまった。そして、実はもう一つ受ける予定の企業があったのだが、受けられなかった。理由はESの提出を忘れていたからであった。……それぐらい、気が抜けていたのだろう。

*1:S県はまだ提出期間に入っていなかった

*2:親が薦めたわけではなく、私自身が希望したことらしい。恐らく、電車かバスに乗って通学したかったからだと思うが

*3:なお、センター試験利用の試験を加えると+1校

*4:某アニメキャラクターを国勢調査のイメージキャラクターに採用したあの府