そこ、行ってました。

でかけた場所を淡々とメモ。

2020年度JGC取得

はじめに

本当はSFCが取りたいのに伊丹-但馬便がJALなので、強制的にJGCを目指すことになってしまった。とはいえ、JGCでもこんなに稼げる機会はまずないだろうから、この一年間を利用して思い切り稼ぐことにする。

思いついた経緯は但馬空港の利用が思った以上に便利だということがわかったことによる。
妻の実家が但馬空港からそう遠くない距離にあり、朝一に東京を発ったとして最速で行けるのが飛行機。新幹線+在来線ではプラス1〜1.5時間ほど時間がかかる。
おまけに豊岡市では但馬空港の利用に助成金を支給しており、航空券の半額を負担してくれる。これにより、例えば、ITM-TJMのウルトラ特割6960円のうち3500円を助成として受け取ることができるので、実質負担額は3460円で、これは新大阪-豊岡の運賃3,410円とほとんど変わらない。運賃である。特急料金込ではない。在住者の他、ビジネス利用、そして帰郷の際にも使えることになった。私自身は豊岡に住んだこともないのだが、家族が豊岡在住ということでそこに帰る私も、もちろん帰郷者としての特典を得られることになったのである。これが大きかった。

当初は、ITM-TJMのみで数を稼ぎ、東京-大阪の移動は新幹線を考えていた。しかし、JAL便の特割を使用するとHND-ITMでも結局11千円程度と、新幹線と変わらないぐらいの金額にしかならないことから、ここも飛行機で移動することとした。こうなると往復で4搭乗。1ヶ月に1回の帰郷だとしても計48回搭乗。余裕である。むしろ余勢を駆ってJGCプレミアさえも射程圏内にあることがわかった。80搭乗=20往復。月1.5回+αで達成できるではないか。これしかない。
前年8月からせっせと航空便を予約する。年明けに年末までの航空便をすべて抑え、計80搭乗占めて60万円ほどかかったものの、プレミアを目指せるレベルでのセットが完了した。あとは予定に従って乗り続けるだけである。

経過

1月の東京帰還から順調に積み上げ開始。2月は但馬霧のため飛ばずなどの障害もあったが、順調な滑り出しを見せ、2月末の時点で早くも14レグを積み上げており、このままプレミアを射程圏内に収めていた矢先、突然の新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言。全く身動きがとれないことになってしまった。ぎゃふん。
いつ明けるともわからない中であったが、5月のGWあたりから少しずつ改善の兆しが見えてきたことから、6月の復活を念頭に帰宅の頻度を見直し、予定よりも帰る機会を増やす、お盆や連休などやや混雑が予想される期間でも、多少の増ぐらいであれば航空便を使うなど利用回数を増やすことに努めることとし、ひとまず当面の目標としてJGC資格を得られるサファイヤ=50搭乗は、HND-TJM往復だけで積める回数は確保した。また、一応最終手段として、修行も考慮に入れておくこととする。
緊急事態宣言後はJALのサービスが戻っていくのを実感しながら、順調に数を積み上げ。7月の4連休、9月の4連休など、だいたい羽田の混雑とコロナの拡大に相関関係あるな、などと思いながらも、当人は細心の注意を払いつつ積み上げ。コロナの再拡大も懸念される中、無事に11月3日のITM-HND便の搭乗をもって50搭乗を達成することができた。
終わってみればコロナ下にも関わらず余裕を残してのゴールとなり、正直なところあっけなさも感じたものの、自分が単なる修行ではない、趣味と実益を兼ねたステータスを獲得できたことにすごく満足感を得ている。

記録

全50搭乗 うち、HND-ITM 23搭乗 ITM-TJH 25搭乗 その他 2搭乗
料金:450,090円 うち豊岡市からの助成 83,200円
実負担額:366,890円

ネットには40万前後で取ったという記録が多く、豊岡市の強力なバックアップがあったとはいえ、かなり安く上げられた方ではないだろうかと思う。

今後

来年、改めてJGCプレミアを目指すという気もないではないが、ひとまず来年はもう少しのんびりと構えてみようと思っている。
と、ここまで書いて緊急事態宣言再び。おそらく、もうJGCプレミアが取れる機会は訪れないだろうと思うが、これもまたよし。